2009年12月12日土曜日

進化論

週に2回ほどプールで泳ぐ。プールまでは家から徒歩5分。
2時間ほど泳いで2000㍍くらいか。インターバルと称して、
仲間たちと激しく泳ぐこともある。

 レギュラーメニューはまず25㍍バタフライ×10本、50㍍バック×5本、
50㍍ブレスト×5本、最後に50㍍クロール×5本。これで1000㍍。
他に50㍍クロール×10本、100㍍クロール×5本、
たまに100㍍の個人メドレーを3本ほどやることもある。

いちばんシンドイのは「ピラミッド」というメニューで、
25+50+75+100+100+75+50+25=500㍍が1本で、これを3本も4本もやる。
30秒、1分、1分30秒、2分というタイムリミットでそれぞれ回すので、
せいぜい息をつける時間は5~10秒。生きた心地のしないメニューで、
これをやると寿命が数年縮む。身体に毒だな、としみじみ思う。
 
そんなこんなで、ブツブツ文句を言いながらやってるわけだが、
それでもやめないのは、つまるところ泳ぐのが楽しいからだろう。
だいいち、仲間はみんな50代、60代のおじさん、おばさんが主で、
これが実に達者な泳ぎをするのである。
いくらなんでも、おばさんに負けるわけにはいかんでしょ?  
ついこっちも、ムキになって泳いでしまうわけよ。

 仲間の中には、元国体選手だとかオリンピック級の30代もいる。
ブレストの100㍍が1分3秒だというのだから、北島あたりとそう変わらない。
こっちがクロールでしゃかりきになって泳いでも、ぶっちぎりで負けてしまう。
おっそろしく速いのだ。
 
この水連の仲間たちと出会う前は、25㍍泳いではゼーゼーやってた。
それが練習に混ぜてもらっているうちに、呼吸もさほど乱れなくなったのだから、
まさに継続は力なりだ。五十路の坂の半ばを越えても、まだまだ進化の途上なのである。
 
もっともオツムのほうは相当退化していて、練習後にビールなんぞを飲んでしまうから、
せっかくへこんだ腹も元の木阿弥だ。

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