2009年12月21日月曜日

川越と豚の尻

実家は小江戸川越にある。
喜多院と中院のちょうど真ん中で、
目の前には川越総合高校がある。

この高校、以前は農業の専門高校だった。
牛舎や豚舎、鶏舎などがあって、
子供の頃の格好の遊び場だった。

思い出すのは、2B弾を使ったいたずらだ。
2B弾というのは、昭和30年代にはやった火薬爆弾で、
先端を壁などにこすると白煙が出て、
煙が黄色に変わると間もなく爆発した。

これをカエルの尻に突っ込む悪ガキもいたが、
お上品な僕たちは豚のケツに突っ込んだ。
小屋の中で気持ちよさそうにまどろむ豚に
背後からそっと近づき、火薬に点火して
一気に突っ込むのだ。

ドッカーン! ブヒブヒブヒ……!
豚小屋は上を下への大騒ぎだ。
「待ちやがれ、このガキども! 」
小使いのおっさんが箒を持って追っかけてくる。
「やーい、やーい、小使いジイイ!」
仲間たちは算を散らして逃げ帰る。

子供というのは、まったくろくなことをしない。
あの小使いさん(今は用務員か?)には、
ほんとうに気の毒をした
いい運動にはなっただろうけど)。

それと豚ちゃん。
尻に火がついて、さぞ驚いただろうね。
思い起こせば、悪行非道の数々。

もう時効だとは思いますが、
関係者の皆さま(豚ちゃんも含めて)に対して、ここに深くお詫び申し上げます。
悪いのは、みんなA君とI君でちゅ。




←当時、駄菓子屋でも買えた2B弾

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