2010年3月5日金曜日

ナニをナニして

  ♪汽車の窓から 小便垂れて
   これで汽車チン 二度出した

出物腫れ物で、大小便をがまんするのは本当につらい。
あの公爵岩倉具視(加山雄三の母方の曾祖父)でさえ、
汽車の中で〝漏水〟ががまんできず、とうとう
被っていたシルクハットの中にシャーッ……

さすがに近頃は、立小便を見ることマレになったが、
情けないことに私の住むアパートには、外階段の踊り場で、
ジャージャーやるような不心得者がまだいる。

昔なら「此の処 小便無用」と、
お稲荷さんの鳥居を描いた貼り紙を打ちつけたものだ。
お稲荷さんに小便をひっかけたらアレが曲がっちゃうぞ、
という脅しである。そういえば、
ミミズにひっかけるとチンポコがミミズ腫れになるよ、
とお袋がよく言ってたっけ。

さて立小便というと男の専売特許みたいなものだと、
勝手に思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。
物の本によると、楚々としたイメージのあの京女が、
よく尻をまくっては道端でシャーシャーやってたらしい。
もちろんうずくまるのではなく、堂々と仁王立ちでやる。
江戸では見られぬ珍な光景だと、
上方旅行をした曲亭馬琴先生が驚いている。

明治末年になっても、女の立小便はいっこうに減らず、
福岡県の女子師範や高等女学校などでは、
《女子学生の立小便をなんとかしなければ……》
と、風紀取り締まりの協議会で議題にのせている。
かなり深刻な問題だったようだ。

それにしても、昔の大和撫子はやることが豪快ですな。
ただ一つ気になるのは、どうやって、その……したたるアレをですね、
ナニしたのかという点。やっぱ自然乾燥でしょうかね?

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

自然乾燥考:
今回も高尚な紙面を汚す事お許し願いたい。お尋ねの”自然乾燥や否や”に極く似たクイズが昔ありました。今と違ってH-Hotelが無い時代(H はエッチではありません。HourのHで時間貸しホテルの意です)若者たちはお日様の下でいたしたそうですが、テッシュが無いときは自然乾燥です。さて、彼女と彼のどちらが先に乾いたでしょう?答えは彼女です。何故? 丸干しより開きの方が早く乾燥する
でしょ~。この話なんかのコードに抵触するなら没にして
下さいね。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名さま
丸干しとか開きとか、なかなかウンチクのある話をありがとうございます。女性の立小便に関しては実用新案の装置がいろいろとあるようで、細いゴム管を当てるもの、スポンジで吸い取るもの、二重底にして逆流しないもの、など盛り沢山であります。しかしまあ、いくら女性に立小便ができるからといって、男みたいに雪の上に〝サイタ サイタ サクラがサイタ〟なんて書けないでしょ? もし書けるという方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントを!

匿名 さんのコメント...

世の中には信じがたい程の特技を持っている人がいるようです。「いろはの”い”の字はどう描くの? こうして、
こうして、こう描くの」と唄いながら、筆をよからぬ箇所に挟み見事に黒々と書いてみせる女傑がいるそうです。その女傑ならサイタ、サイタ.....も簡単かも。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名さま
しかし、匿名さんは猥学の大家ですな。いろんなことをご存知で。それじゃあ、こんなの知ってます? 「茶」はオソソのことで、「茶柱」は男の一物。こいつが立つと縁起がいい、というのは日本古来からの陽根崇拝の信仰から来てるって。「あら、茶柱が立ったわ。いいことあるかしら……」。若い娘が無邪気に喜んだりしてね……。おばさんが「なおいっそう本腰を入れてがんばります」というのと同じで、ちょっとドキリとします。 

匿名 さんのコメント...

茶柱のお話実にためになりました。今度妙齢なご婦人とお茶をして、茶柱が立ったら黙って指して反応をみて見ます。彼女がこのブログを読んでいてニヤリとしてくれたらね~。でも男は何で巨陽願望なのでしょうか? マサカリで女を殺せるのは勿論ですが、ポケットナイフでも殺せるのを知らないのでしょうか? 小さくたたんで持ち運びも便利なのに..... 閑話休題:もう少し頭が良くなったら哲学の話でもチャットさせて貰います。それまではご寛恕を!
 

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名さま
イザナギの命が言いました。《吾が身の成り余れり処をもちて、汝が身の成り合はざる処に刺し塞ぎて……》と。成り余れる処は大きいほうが持ちやすいし、掻きまわし甲斐があるでしょうから、そんな願望が出てきたんじゃないかしら? でも、マツタケよりエノキのほうが味がよろしい、といいますからね。世のエノキ派はその一言にどれほど慰められているか。これもちょっとした哲学の問題ですね。