2011年3月29日火曜日

可憐な花たち

さいたまスーパーアリーナで
福島県双葉町の住民およそ2500人が
避難生活を送っている。

「通路に段ボールで仕切りをして
みんな生活してるんだけど、その段ボールも
足りないみたいなの」と次女が報告してくれた。

何か自分にできることはないだろうか、と思い立ち、
台湾人の留学生Judeとともにボランティアとして駆けつけた。

「何をやったんだい?」と聞いたら、
「子供たちと遊んでやっただけ」と照れ笑い。

次女は3歳の子をずっとダッコしていたからか、
「腕の筋肉がいたい」とやわな細腕をさすっている。
「最初はみんなこわばった顔をしてたけど、
最後は笑ってくれたよ……」

日頃、「近頃の若者ときたら……」と憎まれ口ばかり
たたいているボクも、震災後の若者たちの行動力と
やさしさにふれ、ちょっとばかり感動している。

永遠に比べれば、人間の命など線香花火のようにはかない。
それでも人は、知恵や情けといった善きものに
包まれながら、可憐に花を咲かせようとする。

震災児たちの未来がどうか明るいものでありますように。



●最後に、ちょっと感動もののサイトを1つ。
https://docs.google.com/document/pub?id=1UmFXi9xxYkZcNLIC-q4RsdrbhCDk8PisESXoxlGmRCY

この中に素敵な言葉があった。
《ひとは奪い合えば足りないが、分かち合えば余る》

8 件のコメント:

Nick's Bar さんのコメント...

Rouさん、

こんにちは。

関東地方、今日は気温も上がってきましたね。このまま春らしい陽気になってくれれば暖房需要の電気も減り、計画停電も少なくなっていくと期待したいです。

お嬢様方に、お疲れ様とお伝えください。

計画的な再建案や組織的な支援が望ましいことは理解できますが、手がつけられない惨状なら、無駄に見えても、目の前の瓦礫を一つ拾うという行為が無駄では無いという気持ちになりました。

11日の震災当日、交通手段が麻痺し、都内から自宅に向かって歩く人が、疲れ切って歩道に座り込んだのを見て、ホームレスの人がダンボールを差し出してくれたと言う話もあるとか。

情けは人のためならず、は生きていると思いたいですね。

匿名 さんのコメント...

震災・津波に遭った子供たちのケアーの大切さが報じられている時、次女さんのスーパーアリーナのお話実に良い! 良いお子さんを育てた労さんにも感謝!

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様

畏れいります。
でもね、やっぱ豚児ですよ。
ボクが親なんだもん。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

NICK様

まことにそうですね。
人間、まだまだ捨てたもんじゃないです。


たまにはNick's Barに行って
一杯やろうかな。
As Time Goes Byなんぞを聴きながら。

匿名 さんのコメント...

”時が過ぎ行くままに”が I can't help
loving you"の歌詞の一部を思い出させました。

”They say that the time heals the
broken heart, but the time has stood still since we've been part"

これは恋の歌です。でも、この個所はそっくそのまま今回被災した方々の想いと思います -人は時が経てば悲しみが癒されると言う、しかし愛する人と別れた時から時計が止まっているのだから。。。。

どう皆さまを慰めて良いのか判りません。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様

おっしゃるとおり。
ただ祈るだけであります。


《不名誉は樹の切り傷のごとく、
時はこれを消さず、
かえってそれを大ならしむるのみ》

新井白石がこんなことを言ってます。
この「不名誉」を「悲しみ」に
置き換えると」わかりやすいですね。

匿名 さんのコメント...

歌の題名を訂正します。”I can't stop
loving you 愛されずにはいられない”です。すみませんでした。 

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様


ご丁寧に、ありがとうございます。
Ray Charlesが歌った名曲ですね。