2012年11月15日木曜日

ウソつきじゃないもん!

野田のどぜうも〝ウソつき批判〟に耐えきれず、とうとう衆議院を解散すると宣言した。
公示は来月4日で、投開票は東京都知事選と同じ16日だ。

どぜうは小学生の時、成績の下がった通信簿を恐る恐る父親に見せたという。
激しく叱られると思ったが、そこには担任教師の手で「野田君は正直の上にバカがつきます」
と書き添えてあった。父はとても喜んだという。正直の頭(こうべ)に神宿る、というわけか。
まるでジョージ・ワシントンと桜の木の話みたいだ。安倍自民党総裁との党首討論の際、
そんな微笑ましいエピソードまで持ちだし、自分はウソつきどころか
バカが付くくらい正直な男なんだ、と力んでみせた。一時、燃え尽き症候群か、
と揶揄されていた〝どぜう〟も、亡びの前の輝きか、あの日はやけに元気がよかった。

これは余談だが、少年ワシントンが斧で父親の大事にしていた桜の木を切ってしまったとき、
父親はなぜその場で叱らなかったのか。あの時、ワシントンは正直に「ボクがやりました」と
告白した。父親はほんとうのところ叱り飛ばしてやりたかったのだが、なぜか
「お前の正直な答えは千本の桜の木より値打ちがある」などと逆に褒めあげてしまった。
ではなぜ叱らずに褒めてしまったのか?
答え:ワシントンがまだ斧を手にしていたから(プッ)

さて、欧米にあっては、ウソつき呼ばわりされることは今も昔も最大の侮辱だ。
男が面と向かって“You liar!”といえば、即その場で決闘が始まるという時代もあった。
こうなると、ウソばかりついている中国人や韓国人は毎日のように決闘していなくては
ならなくなる。そういえば昔、中国の要人が、
「たとえウソでも何度も繰り返し言い続ければ真実になる」
なんて言ってたっけ。そのことがまさに「尖閣」で証明されようとしている。

総選挙になると、いわゆる〝陣笠議員〟というやつが、いやがおうもなく選ばれてくる。
陣笠議員というのは、小泉チルドレンとか小沢チルドレンと呼ばれているような代議士
たちで、議会などの採決に当たって、自分の庇護者である大物政治家の「挙手要員」に
成り下がっている、社会人のなかでも最も低劣とされる〝税金ドロボー〟のことだ。
残念ながら〝柔(ヤワラ)ちゃん〟こと谷亮子もこのドロボーの一味だ。

選挙の際に、よく「人がらで選ぶ」と言うものがあるが、この手合いがいちばんダメだ。
自慢じゃないがボクなんか、見てくれは10人くらい人を殺していそうな極悪人の顔をしている
(運転免許証の顔がまさにそれ)。でも、人がらはとてもいい(自分で言うな!)。

昔から「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」というではないか。
人の性行(人がら)の善し悪しなんて、親しく接してみなければ分からないのだ。

また代議士のことをまるで国民の代弁者のように思っている人が少なくないが、
実際は党の「代者」ならぬ「代者」に過ぎぬ、と福田恆存は喝破している。
《代議士は始めから人ではない、数である。もし人であるとすれば、問題は彼が何人分
であるかという、その党内、党外の勢力にある。何人分というのは、つまり数ではないか》
(『民主主義を疑う』より)

選挙のたびに「党」か「人」か、あるいは「政策」か「人がら」かという愚問が投げかけられる。
それがまた高踏的に論じられたりするから、ますます救われなくなる。
何度も言う。代議士は「人」ではない、「数」なのだ。「政策」ではなく「人がらが良さそうだから」
なんてアホみたいな理由で投票するから、日本の政界は「無脳」の巣窟になってしまうのだ。

「こんどの選挙は天下分け目の関ヶ原になる」と〝耐用(年数の切れそうな)の党〟じゃない、
〝太陽の党〟の石原党首はのたまわった。さあ、どの党に投票しましょうか。
前回、「いっぺんやらせてみようよ」と軽い気持ちで民主党に1票を投じたあなた! 
こんどこそ、こんどこそ、あなたの良識が問われますよ。
千慮(一失はあるけどね、ヘヘ)は、まあいいけれど、浅慮は禁物ですぞ。



←陣笠議員の典型が小沢チルドレンの一員〝柔(やわら)ちゃん〟。
  議員になった途端、金メダルのメッキが剥げ、
  人間の値打ちが急落。
 
  とうとう税金ドロボーと呼ばれることに。





 

2 件のコメント:

Nick's Bar さんのコメント...

ROUさん、こんにちは。

 共産主義の一番似合わぬ国が60余年の長きにわたって一党独裁体制を維持しているのは、まさに驚愕の極みと言えましょう、なんて全然思ってません。きっちり表看板を作って、その裏側ではぐりぐりと競争をしておられるわけです(一応「競争」という言葉しか選べませんでした)。そこには信頼だの共存だのいう事象はないものと想像します。

 はたして、日本はその表看板も見当たらず、かといって「競争」も見当たらず、でも、なぜか動いてはいるようであります。

 今を基準にすれば、この先望ましい明日は見えてくるようには思えませんが、そうなったらそうなったできっとどうにかするのでありましょう。

 だって若い人が減るんですから、政治でどうこうしようとしたって財布の大きさと中身が増えないわけですから、年寄りに回るお金はなかなか厳しいことになるでありましょう。

 大家族が大家族だった意味が今頃になってひしひしのその意味を主張しだしておるような気がいたします。

 政治の話からは離れましたが、家族という社会はりっぱに政治の源泉たりうると思うのですが。

 では。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

NICK様

早くも泥舟から逃げだそうとしている、
定見も節操もない議員が続出している。
みっともないねェ。

陣笠議員というヤツは、
こうやって次から次へと庇護者を変え、
選挙に勝てそうなところへ移っていくんだ。
情けないねェ。

チャイナ・セブンが決まり、
今後の5年間の舵取りをする親玉が
お披露目されました。
みなどの顔もふてぶてしいの一語に尽きます。
支那の顔ぶれに較べ、日本の政治家の面は
なんといおう、みな甘ちゃんですな。
2世、3世は苦労知らずだからダメです。

いずれにしろ来月、日本の運命が決まります。