2013年7月26日金曜日

ちょっといい話3題

蒸し暑くて、いいかげんイヤになるけど、心温まる話を3題(ますますアヂィよぉ)。

★22日、朝のラッシュ時にJR南浦和駅で起きたちょっといい話。
降車時に(マヌケな)30代女性が電車とホームの隙間(約10センチ)に挟まれてしまった。
スワ大変と、ホームや車内にいた乗客や駅員約40人が協力し、およそ32トンあるという
車輌をヨッコラショっとばかりに押して隙間を広げ、腰のあたりで挟まっていた女性を
ぶじ救出した。その瞬間、ホームには期せずして拍手が巻き起こったという。

JR東日本によると、この影響で京浜東北線に一時8分ほどの遅れが出た。
この報道は英紙ガーディアンニューヨーク・タイムズ紙など多くの海外紙でも
取りあげられ、「日本人はまたまた世界を驚かせた」「日本人の優しさに感動」
などと、多くの反響が寄せられたという。

この女性、ケガがなかったのは幸いだけど、いつも乗る車両には乗れなくなるな。
時間帯も少しずらさないと……「オイ、あの救出された(マヌケな)女だぜ
「スミマセーン、あの時ボクも押してたんです。一緒にツーショットお願いします」
などと、身辺が急に慌ただしくなりそう。それに週刊誌が執拗に追いかけてくるし。
それにしても、わずか10センチの隙間に腰までスッポリ挟まるとは。

海外紙の読者からのコメントにも、「チーズバーガーを毎日数十個食べさせれば、
こんな事故起こらないのに……」と〝10センチの隙間〟に挟まった女性の
痩せっぷりに驚くものも多かった。そうだよな、あんな狭いところに入っちゃうなんて。
ボクとかNICKさんのお腹じゃあとても無理。なんだか羨ましいような……(トホホ)

★次はコメント常連の〝木蘭さん〟のブログから。
「一輪の花も踏まなかった部隊」 陸軍中将 加藤出雲

《一方は畑で他方は傾斜していて泥が深い。道は悪い。
その畑を通っていたのだが、きれいな花が一輪泥の上に美しい顔を見せていた。

尖兵の将校がその花をよけて横の泥深いところを迂廻して歩いていた。
花の上を踏んで歩くほうが泥も少なく近道でもあるのだが、
花をふみくだくに忍びなかったのだ。

次を歩いている男もそれにならって花をよけて通った。
次々に兵隊はわざわざ泥の道を遠廻りして歩いた。
部隊が通りすぎた後にはきれいな花が泥の上に浮かんで、
ほのぼのとした美しさを見せていた。

行軍に疲れた時、実際ぬかるみ道は何層倍も疲れる。そんな時にさへも、
たった一輪の花も踏まずに通っていった兵隊の心情が嬉しいのだ》

この一文は靖國神社に祀られている一兵士の手紙を載せたもの。
泥土に咲く一輪の花にもやさしい眼差しを向ける、
日本人の美しい心根を想う。

★最後は富士山入山料の話(読売新聞より

《富士山の山梨、静岡両県4ルートで、25日に始まった入山料の試験徴収は、
大きな混乱もなく導入初日を迎えた。反応はおおむね好意的。1人1000円の
協力を求める看板を見て、財布を取り出す登山者が目立った。

山梨側の吉田口登山道では、1414人が平均905円を、静岡側3ルートでは、
1351人が平均988円を支払った》

「任意」だから、なかには500円とか100円という人もいたというが、
平均して946.5円(905+988÷2)というのは、やはり驚異的な数値だろう。
これが日本以外の国だったら、どうか。たとえばお隣の「?」だったら……

以上、またまた月並みな感想をつぶやいてしまうが、
日本人に生まれて、ほんとうによかった(最近、こればっかり)。





←この光景はすごいな。
日本人は捨てたもんじゃないぜよ!
(22日、JR南浦和駅にて)

♪(マヌケな)女性のためならエーンヤコラ、
もひとつおまけにエーンヤコラ、
 

4 件のコメント:

Nick's Bar さんのコメント...

ROUさん、こんにちは。

某情報筋によりますと、あの列車は新型車両で従来型よりも軽量化されていたため、人力であのようなことができたとか、できなかったとか。でも、よかったよかった。

人の腹回りを心配する暇があったら、ご自分の膝を大事になさいませな。あ、ちなみに私めの腹回りですが、先日の検診で「メタボ」範囲を下回っていることが判明いたしましたので、ご参考まで。

「花」、余裕のあるうちは日本人は優しいのですよ。

「富士山」、予想していたより徴収率いいですね。もっと取ってもいいと思ってるんですけどね。

まだしばらくジメジメな梅雨が明けた関東地方なんですかね?

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

NICK様

ファットボーイの俗称まで賜ってんだから、
死ぬまでメタボでいてくれなきゃ、
困るのよね。その医者、ヤブだね。

ヨイトマケのあの車両、軽量化されていたとは
知りませんでした。さすがに〝鉄〟のプロ
ですな。ヨッ、アイアンマン!
石部金吉金仏!

明日から会津に行きます。
膝がいかれてるので、ブレーキがうまく踏めません。でも、娘2人の運転に命を預けるよりマシ、と〝全員〟が考えているようなので、
ボクが運転します。

それでもスペインの高速列車の運転手よりは遙かにマシでしょう。それにしても、あのカーブで180キロとは! 車両を埋めようとしたバカもいましたけど、スペインにもそれに負けないくらいのバカがいました。

早く膝を治して、富士山に行きたい。
5合目まで車で(プッ)





木蘭 さんのコメント...

しまふくろうさま、こんばんは。

ほんに梅雨のような蒸し暑さ。

うちのお勝手の窓からお隣の庭にある栗の木が見えます。
まだ青々としていますが立派なイガグリがなっています。

暑い暑いといっているうちに~もう自然界では秋の用意が。

もう少し辛抱しましょうね。


列車とホームの間にはさまってしまった女性のお話。本当にほっと致しました。

私がまだ小学生くらいの時、
一緒にいた姉が落ちて、ふとももまではさまってしまったことがありました。

この時は片足だけで、近くにいた男の人が抱え上げて助けてくれましたが、
結構な擦り傷ができてしまったことを覚えています。

今回のお話に、そんな事を思い出しました。


いつも私のブログを見に来て下さり、
そしていつも温かなコメントを寄せて下さりありがとうございます。


また今回は加藤中将のお話をみなさんにご紹介して下さいましたこと、
重ねて御礼申し上げます。

ご覧くださったどなたかの心に残るなら、
ほんの少しでも加藤中将の御心が伝わったことになります。


・・・また靖国神社に行きたくなってしまいました(笑)。








ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

木蘭様

こんばんは。

列車とホームの間に挟まってしまった女性の話、わが家でも話題になり、女房は、
「列車を傾けたら、かえって腰骨がグギッと
折れちゃわないかしらね」
などと本気で心配していました。
たしかに、あり得る……(笑)。

ホームによっては20~30センチくらい
空いている駅もあります。ボクなんか
いつもボーッとしてるから、かなりヤバイ。

でもジジイが落ちたんじゃ、誰も助けて
くれないでしょうね。ほっとけ、なんていわれて、無視されたりして……さびしい。

泥中の花の話。
感動のお裾分けのつもりです。

またそのうちおじゃまします。