2016年4月12日火曜日

安らかに眠れるわけがないでしょ

ボクは近頃、だんだん師匠に似てきたような気がしている。
師匠とはコラムニストの故・山本夏彦である。
師匠はよく人間を2種類に分けていた。
「賢人か愚人か」「美人か不美人か」「捕まえる人か捕まる人か」
それが人間理解の近道なのだそうで、ボクも師の教えにしたがって、
人間を2種類に分けている。

ふた派に分けて人間界を眺めると、複雑そうに思えるこの世界が
実にシンプルなものとしてボクの眼に映じるようになった。
たとえば「護憲派か改憲派か」「自民党支持か民進党支持か」
「朝日新聞派か産経新聞派か」と色分けするだけでもずいぶんスッキリしてくる。

ボクは朝日や毎日、東京新聞を蛇蝎だかつのごとくきらっている。
これらは左翼反日新聞で、日本や日本人を貶めることに心血を注いでいる。
日本の新聞のはずなのに、なぜか支那や韓国の顔色ばかりうかがい、
あろうことか秋波さえ送っているのである。

となれば朝日の愛読者で、護憲派の民進党支持者とは酒を飲んでも
うまくはないだろうし、へたをするとケンカになるかもしれないので、
できるだけ近づかないほうが賢明だ、という理屈になる。彼らは敬して
遠ざけたほうが、精神衛生上すこぶるよろしいのである。

なぜ朝日や毎日がきらいなのかというと、この反日新聞は日本の悪口だけでなく
ウソばかり書くからである。何年か前に「珊瑚落書き事件」というのがあった。
朝日新聞社のカメラマンが沖縄の西表島において、自作自演で珊瑚を傷つけ、
その写真を元に説教くさい新聞記事をでっちあげた事件である。

《百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、
すさんだ心の日本人》などと、日本人の下劣な品性を鬼の首でも取ったように
罵倒した。しかし実際は朝日新聞記者の捏造記事だとバレてしまい、
精神が貧しく本性下劣なのは朝日新聞社そのものだった、というマヌケな
結末になってしまった。日本人を貶め、くさす目論見はみごと外れた。

また朝日は故・宮沢喜一元首相の言葉に仮託して、
《日本に来た米軍は軍紀の厳しい軍隊だった》
などと書いている。まっ赤なウソである。最初に進駐した神奈川県では、
下半身の暴走した兵隊どもが、手当たり次第に女を犯した。
1ヵ月に2000件以上の婦女暴行事件を起こす軍隊のどこに〝厳しい軍律〟が
あるというのか。ちなみにGHQは、新聞検閲で事件を起こした米兵を「大きい男」
と表記するよう命じている。支那人の犯罪を「外国人風の」とはぐらかす朝日新聞は、
たぶんこの時の検閲がトラウマになっているのだろう。

4月11日、アメリカのケリー国務長官が広島の平和記念公園を訪問、原爆慰霊碑に
献花するだけでなく原爆ドームも視察した。慰霊碑の碑文にはこうある。
安らかに眠ってください、過ちは繰返しませぬから
これじゃまるで日本人が原爆を落としたみたいだ。
東京裁判で日本無罪論を展開したインドのパール判事も、
「この碑文はおかしい」と疑問を投げかけた。原爆を落とした当事国のアメリカが
謝罪のために建てたというのなら分かる。が、悲しいかなこれは日本人の建てた碑
である。であるならば「過ちはきっと償わせますから」と刻むのが本筋だろう。

師匠・夏彦翁は言っている。
《私はアメリカ人の良心も日本人の良心も信じないものだ。アメリカの知識人は
本土決戦で死ぬべき日本人を助けてやったと、あろうことか恩にきせる。あの
無差別爆撃でどの位非戦闘員が死んだか、数えてみたことがあるか。東京裁判は
終戦早々だから、いくらか後ろめたかったのだろう、南京虐殺は初め1万、次第に
5万10万30万にしたかったのはシナ人ばかりではない。アメリカ人もしたかったのだ》

イギリスはアヘン戦争を詫びたことがないし、インドネシアを徹底搾取したオランダ
だって詫びやしない。もちろんアメリカの歴代大統領は原爆投下を決して詫びる
ことはしない。現に、ケリー国務長官は、原爆死没者慰霊碑を前にしても頭を
垂れることをしなかった。もし核廃絶を謳うオバマ大統領が広島の地を踏んでも、
たぶん詫びることはないだろう。ノーベル平和賞が聞いて呆れる。

←中央がケリー国務長官。
米国民の眼があるから、謝罪
と受け取られる〝deep bow〟
は決してやろうとしない。
「おまえたちは女子供など
無辜の民を無惨にも虐殺
したんですぞ。一片の良心が
あるのなら頭くらい下げたら
どうだい。エーッ?」





2 件のコメント:

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま
こんばんは!

頭は下げませんね。負けることを意味し罪を認めることですから。
瑞穂の国に住む百姓は頭を下げさせたいですね。

「みのるほどこうべをたれるいなほかな」なのです。

今日も酔っています。梅割り三杯。ゴウ・ゴウ・ゴウ。

今の世界が存在するのは大東亜戦争があったからです。
そこにはたくさんの命が亡と引き換えであることは間違いがありません。
その戦争において全ての精霊が安らかな時を迎えるためにも本来
今がなくてはならないのではないでしょうか。

淡い新芽の緑が素敵な今日この頃です。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

田舎者さま
おはようございます。
だんだん過ごしやすい季節になってきましたね。

梅割りですか……ご機嫌ですね。

ボクも毎日酔っぱらっています。
酒なくて何のおのれが桜かな……でしょうか(笑)。

ボクは政治的には親米ですが、アメリカという国がきらいです。
アメリカ人の叔父がいますし、次女も留学で世話になりましたので、
あまり悪口は言いたくないのですが、まあ、ずいぶん勝手な国だと思っています。

戦後、GHQがまずめざしたのは、日本を再び米国に立ち向かえないような国
にすることでした。足腰立たないくらいぶちのめすことでした。
そしてWGIP(War Guilt Infomation Program)が実施され、
検閲と情報操作によって洗脳ともいうべき対日再教育が始まったのです。

その成果は完璧なものでした。いわゆる護憲派と呼ばれる平和主義者たちを
見ればよく分かります。彼らは2世代後に生まれたWGIPの優等生です。彼らには
独立の気概がなく、メカケ根性が骨まで染みこんでいます。

この呪縛を解くにはどうしたらいいのでしょう。
ボクの場合は近現代史を学び、よき師にめぐり会うことで自然と解けました。
先の大戦は侵略戦争などではありません、祖国防衛戦争です。
やむにやまれず立ち向かった不可抗力的な戦争だったのです。

この事実が分からない人は、ただの「愚か者」です。
ボクは愚か者がきらいです。

お酒はほどほどに。
でないと、死ぬ間際まで飲み続けられません。
ご家族を大事にしてくださいね。